神様修行はじめます! 其の二
洞穴をそのまま利用したような、ゴツゴツした岩肌がむき出しの壁。
無造作にくり抜かれたような小部屋に、鉄柵が張られている。
間違いない。
ここは門川の牢獄だ。
でも・・・。
たくさんの牢があるけれど、誰一人、入っていない。
「この牢屋は、めったに使われる事は無い」
「そうなの?」
「門川の存在を、揺るがすほどの大罪人だけが入るのじゃ」
大罪人。
門川君が、そんな扱いを受けてるなんて。
門川一族の次男。
次期後継者に選ばれるかもしれなかった身分なのに。
それがこんなひどい場所に閉じ込められてるなんて。
本当に、なんて残酷な話なんだろう。
無造作にくり抜かれたような小部屋に、鉄柵が張られている。
間違いない。
ここは門川の牢獄だ。
でも・・・。
たくさんの牢があるけれど、誰一人、入っていない。
「この牢屋は、めったに使われる事は無い」
「そうなの?」
「門川の存在を、揺るがすほどの大罪人だけが入るのじゃ」
大罪人。
門川君が、そんな扱いを受けてるなんて。
門川一族の次男。
次期後継者に選ばれるかもしれなかった身分なのに。
それがこんなひどい場所に閉じ込められてるなんて。
本当に、なんて残酷な話なんだろう。