神様修行はじめます! 其の二
「門川君! 大丈夫!?」


鉄柵にしがみつき、大声で叫んだ。

でも何の反応も無い。


あまりにも生気の抜けた、その表情。


まさか・・・もう・・・。


あたしの顔からも、すうっと血の気が引いた。


そんなの嫌だ!!

大丈夫だよね!?

ちゃんと生きてるよね!?

門川君! 門川君!! 


「お願い! 返事してーっ!!」

「返事はせんでも、生きておるよ」


鉄柵を必死に揺さぶって絶叫するあたしに、絹糸が答えた。


「ほんとっ!? よ、よかった・・・!!」


あたしはヘナヘナと崩れ落ちてしまった。


鬼ババに殺されちゃったんじゃないかと思った!

間に合ったんだ!


あぁ! 良かったああ~~~!!


「あまり、よくないのぉ」

「えっ?」

「しま子よ、・・・ずっとか?」


しま子が、うな垂れながらコクリとうなづいた。

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