神様修行はじめます! 其の二
「隠し事なんてね、後ろめたい事が無きゃやらないのよ」
「・・・・・っ」
「気づいて無いだろうけど、あんたの言ってる事って全部ムチャクチャ」
ただの、こじつけ。
幼稚園児のケンカの方が、まだ理屈があるわよ。
お偉い神様の割りに知能指数が低いのね。
「下賎な者に神の事情など理解できぬのじゃ!」
「都合が悪くなると『神』に逃げるのね」
「逃げてなどおらぬわ!」
「収拾つかなくなっちゃった事を、全て『神』に丸投げして知らん振りしてるだけじゃないの」
そりゃ収拾つかなくもなるわよね。
罪を逃れようとする犯罪者が、その場の思いつきで言い訳するのと同じだもの。
先へ進めば進むほどボロが出る。
そのうち、自分でも何言ってるのか分かんなくなって・・・。
で、困った時の『神』頼みか。
頼られた神様も、たまったもんじゃないわよ。
「自分で何とかすりゃいいじゃないの。あんた、神なんでしょ?」
「・・・・・・・っ」
「今のあんたを見てたら、とても神様とは思えないけどね」
白く塗られたお白粉から透ける、怒りで染まった頬。
釣り上がった眉、眉間の深いシワ。
血走って赤い両目、ピクつく頬。
ぎりりと噛み締められる紅い唇。
「・・・・・っ」
「気づいて無いだろうけど、あんたの言ってる事って全部ムチャクチャ」
ただの、こじつけ。
幼稚園児のケンカの方が、まだ理屈があるわよ。
お偉い神様の割りに知能指数が低いのね。
「下賎な者に神の事情など理解できぬのじゃ!」
「都合が悪くなると『神』に逃げるのね」
「逃げてなどおらぬわ!」
「収拾つかなくなっちゃった事を、全て『神』に丸投げして知らん振りしてるだけじゃないの」
そりゃ収拾つかなくもなるわよね。
罪を逃れようとする犯罪者が、その場の思いつきで言い訳するのと同じだもの。
先へ進めば進むほどボロが出る。
そのうち、自分でも何言ってるのか分かんなくなって・・・。
で、困った時の『神』頼みか。
頼られた神様も、たまったもんじゃないわよ。
「自分で何とかすりゃいいじゃないの。あんた、神なんでしょ?」
「・・・・・・・っ」
「今のあんたを見てたら、とても神様とは思えないけどね」
白く塗られたお白粉から透ける、怒りで染まった頬。
釣り上がった眉、眉間の深いシワ。
血走って赤い両目、ピクつく頬。
ぎりりと噛み締められる紅い唇。