神様修行はじめます! 其の二
「あんたは本当に大バカよ!!」

「小娘・・・・・」

「天才とバカは紙一重って言うけど、ほんとだわ!」

「小娘・・・・・」

「やっぱり一発ぶん殴らないとダメだ! あんたは!」

「小娘・・・泣くな」

「・・・・・・・」

「泣くな。泣かんでもよいから」


・・・・・。

・・・・・・・。


「泣いて、ないっ!!!」


あたしは、めいいっぱい強気で叫んだ。


あたしの目がにじんでいるのは・・・

この涙は・・・


ぶつけた足が痛いせいだ!


門川君が、どんなにか辛かったろうとか


どんなにか寂しかったろうとか


どんなにか苦しかったろうとか


そんな思いをさせてしまったとか


守ってあげられなかったとか


側にいてあげられなかったとか


そんな・・・


そんな涙じゃ、決して、ないっ!!!

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