神様修行はじめます! 其の二
門川君のばか!

死んじゃうかと思ったじゃないの!!

ぐすぐす鼻をすするあたしに主さんが話しかける。


「まずはこの子を治すから、あんたはその次だ」

「お願いします。主さん・・・」

「あんた、目を閉じるんじゃないよ。閉じたら永遠にそのままになっちまうからね?」

「は、はい。分かりました・・・」


とは言ったものの・・・。

もう意識は朦朧としてハッキリしない。

安心したせいもあってか、ガクッと気力が萎えてしまった。


良かった・・・とにかく門川君は助かるんだ。

良かった。本当に良かった・・・。

良かっ・・・

・・・・・


・・・・・・・


びたんっ!!


フッと意識が途切れた瞬間、頬に衝撃を受けて目が覚めた。

な、なに? なんなの??


驚いて見ると、顔の側に小さな人影があった。

あ・・・


お掃除係の小人さんっ?


ハチマキ姿で、つまよう枝みたいな小さな刀を手に持って。

小人さん達が大勢で、わらわらとあたしの周りに集まっていた。


「そいつらも、あんたの赤鬼と一緒に戦ってたんだよ」

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