神様修行はじめます! 其の二
大きな風を舞い上がらせて、ぶわりと氷龍が目の前に舞い降りた。
こちらを透き通った氷の目で見ながら、その体を低く屈める。
乗れって言ってるの?
あたし達を迎えに来たんだ。
じゃあやっぱり、お岩さん達になにか!?
あたしは門川君を振り返る。
彼も同じ考えらしく、無言でうなづいた。
うん、行こう! お岩さん達の所に!
「あの、主さん!」
「あぁ、いいよいいよ。さっさとお行き」
「ごめんなさい。ろくにお礼もしてないのに・・・」
「後でまとめて払ってもらうさね」
「ありがとう!・・・しま子行くよ!」
「うあぁ~~っ」
みんなで氷龍の側に集まった。
その大きな背中に乗り込もうとして、つい、躊躇する。
「天内君、急いでくれ」
「ねぇ門川君、大丈夫?」
「僕ならもう大丈夫だ。ありがとう」
「じゃなくて。この龍、体温で溶けたりしない?」
「・・・・・」
だって、どこからどう見ても氷の彫刻にしか見えないんだもん。これって。
空中で溶けて無くなったりしたら、どうするのよ。
落ちちゃうじゃないの。
「・・・心配ないから早く乗ってくれ」
「じゃあ、股間が凍傷にならない?」
「いいから早く乗ってくれっ」
こちらを透き通った氷の目で見ながら、その体を低く屈める。
乗れって言ってるの?
あたし達を迎えに来たんだ。
じゃあやっぱり、お岩さん達になにか!?
あたしは門川君を振り返る。
彼も同じ考えらしく、無言でうなづいた。
うん、行こう! お岩さん達の所に!
「あの、主さん!」
「あぁ、いいよいいよ。さっさとお行き」
「ごめんなさい。ろくにお礼もしてないのに・・・」
「後でまとめて払ってもらうさね」
「ありがとう!・・・しま子行くよ!」
「うあぁ~~っ」
みんなで氷龍の側に集まった。
その大きな背中に乗り込もうとして、つい、躊躇する。
「天内君、急いでくれ」
「ねぇ門川君、大丈夫?」
「僕ならもう大丈夫だ。ありがとう」
「じゃなくて。この龍、体温で溶けたりしない?」
「・・・・・」
だって、どこからどう見ても氷の彫刻にしか見えないんだもん。これって。
空中で溶けて無くなったりしたら、どうするのよ。
落ちちゃうじゃないの。
「・・・心配ないから早く乗ってくれ」
「じゃあ、股間が凍傷にならない?」
「いいから早く乗ってくれっ」