神様修行はじめます! 其の二
よりによって、こんな時期にどうして・・・。
あたしは涙ぐみながら、必死に彼の背中をさする。
どうして彼は、いつもこうなんだろう。
何かが好転しそうになるたびに、新しい苦しみが襲い掛かってくる。
いつもいつも試練は彼を休息させてくれない!
どうして彼は、こんな過酷な道を歩まなければならないんだろう!
治るのだろうか?
彼の体は元に戻るのだろうか?
もしも治らなかったら、あたし・・・。
「門川君、門川君・・・」
あたしはすすり泣きながら、彼の肩に額を当てた。
「大丈夫だ、天内君」
「門川君・・・」
「最近、よく痛むんだよ」
「うっ・・・うっ・・・」
「君が僕のそばにいる時に、よく」
「・・・・・・・え?」
あたしは顔を上げた。
一瞬ポカンとして・・・
慌てて彼のそばから飛びのく。
・・・あたしっ!? あたしが病原菌!?
なにっ!? 保菌者!? キャリア!?
あたしって、なんか特殊なウィルス持ってるの!?
うわあ! パンデミックだ!
ペストだコレラだマラリアだ!
どうしよう! あたし諸悪の根源になっちゃう!?
「君の姿を見ると、胸が締め付けられるように痛むんだ」
「・・・へ?」
「そして心臓が早鐘のように動悸を打つ」
「・・・・・」
あたしは涙ぐみながら、必死に彼の背中をさする。
どうして彼は、いつもこうなんだろう。
何かが好転しそうになるたびに、新しい苦しみが襲い掛かってくる。
いつもいつも試練は彼を休息させてくれない!
どうして彼は、こんな過酷な道を歩まなければならないんだろう!
治るのだろうか?
彼の体は元に戻るのだろうか?
もしも治らなかったら、あたし・・・。
「門川君、門川君・・・」
あたしはすすり泣きながら、彼の肩に額を当てた。
「大丈夫だ、天内君」
「門川君・・・」
「最近、よく痛むんだよ」
「うっ・・・うっ・・・」
「君が僕のそばにいる時に、よく」
「・・・・・・・え?」
あたしは顔を上げた。
一瞬ポカンとして・・・
慌てて彼のそばから飛びのく。
・・・あたしっ!? あたしが病原菌!?
なにっ!? 保菌者!? キャリア!?
あたしって、なんか特殊なウィルス持ってるの!?
うわあ! パンデミックだ!
ペストだコレラだマラリアだ!
どうしよう! あたし諸悪の根源になっちゃう!?
「君の姿を見ると、胸が締め付けられるように痛むんだ」
「・・・へ?」
「そして心臓が早鐘のように動悸を打つ」
「・・・・・」