神様修行はじめます! 其の二
おばあ様が隠し階段を作ったの?
なんだってまた、そんな物を?
「予防線、じゃな」
「予防線って?」
「永世は、華子の永久への常軌を逸した仕打ちに、危機感を抱いておった」
万が一、華子が永久を密かに殺そうとするならば・・・
この牢屋は格好の場所。
きっとここに幽閉するに違いない。
「小娘の言う通り、この世界でアナログは盲点じゃ。お陰で誰も気付かなかった」
元々、滅多に人など来ぬ場所じゃからの。
そう言って絹糸はニヤリと笑った。
「おばあ様・・・えらいっ!」
「完成しておったとは、我も知らんかったがの」
「よし、行こう! しま子!」
しま子を促し、あたしは仕掛け扉に近づいた。
緩やかな傾斜の階段がずっと奥に続いている。
おばあ様、ありがとうございます。
これで門川君を救えます。
なんだってまた、そんな物を?
「予防線、じゃな」
「予防線って?」
「永世は、華子の永久への常軌を逸した仕打ちに、危機感を抱いておった」
万が一、華子が永久を密かに殺そうとするならば・・・
この牢屋は格好の場所。
きっとここに幽閉するに違いない。
「小娘の言う通り、この世界でアナログは盲点じゃ。お陰で誰も気付かなかった」
元々、滅多に人など来ぬ場所じゃからの。
そう言って絹糸はニヤリと笑った。
「おばあ様・・・えらいっ!」
「完成しておったとは、我も知らんかったがの」
「よし、行こう! しま子!」
しま子を促し、あたしは仕掛け扉に近づいた。
緩やかな傾斜の階段がずっと奥に続いている。
おばあ様、ありがとうございます。
これで門川君を救えます。