神様修行はじめます! 其の二
ますます白ヘビの機嫌が悪くなった。
「こんなもの手みやげに持ってくるヤツがいるかい」
「勝手について来たんじゃ」
「やれやれ・・・」
するするする・・・
白ヘビは、怨霊としま子に近づいた。
ちょっと!
むやみに近づいたら危ないっ!
「さぁ、あんた達。もうお帰りよ」
怨霊たちに気軽に話しかけている。
まるで、夕刻過ぎても公園で遊んでいる子ども達を、たしなめるように。
「ここは、あんた達のいて良い場所じゃないからねぇ」
「・・・・・」
ドロドロとうごめいていた怨霊達の動きが、ピタリと止まる。
白ヘビが近づくと、ズルズルと後退し始めた。
「あんた達の気持ちは分かるけどねぇ」
「・・・・・」
「自分の立場は、わきまえなよ」
怨霊達は、どんどん後退する。
しま子の体内に入り込んでいたモノも、音をたてて戻りだす。
「あたしが分かってやるから、もういいじゃないか」
怨霊達はズルズルと戻っていく。
扉の中へ、次々と。
そして、全てが扉へと消えていってしまった。
「こんなもの手みやげに持ってくるヤツがいるかい」
「勝手について来たんじゃ」
「やれやれ・・・」
するするする・・・
白ヘビは、怨霊としま子に近づいた。
ちょっと!
むやみに近づいたら危ないっ!
「さぁ、あんた達。もうお帰りよ」
怨霊たちに気軽に話しかけている。
まるで、夕刻過ぎても公園で遊んでいる子ども達を、たしなめるように。
「ここは、あんた達のいて良い場所じゃないからねぇ」
「・・・・・」
ドロドロとうごめいていた怨霊達の動きが、ピタリと止まる。
白ヘビが近づくと、ズルズルと後退し始めた。
「あんた達の気持ちは分かるけどねぇ」
「・・・・・」
「自分の立場は、わきまえなよ」
怨霊達は、どんどん後退する。
しま子の体内に入り込んでいたモノも、音をたてて戻りだす。
「あたしが分かってやるから、もういいじゃないか」
怨霊達はズルズルと戻っていく。
扉の中へ、次々と。
そして、全てが扉へと消えていってしまった。