神様修行はじめます! 其の二
「この沼を通って外に出るんじゃ」

「それは分かってます!」


『生きてたどり着けるとは思えない』って部分の説明を、お願いしてるんです!


「ちょっと危ないモノが、少し沼におってのぉ」

「かなり危ないヤツが、うようよいるんだよ」


・・・・・。


同時に聞こえた回答が、まったく正反対の内容なのは空耳かな!?


「あたしの力が及ぶ範囲は大丈夫だけどねぇ」

主さんが振り向いて、いかにも不安そうに言う。


「まぁ、あとは自分達でなんとかおしよ」


・・・・・。


絹糸は変化できない。

門川君は、当然あてにできない。

しま子は門川君を抱えて身動きとれない。

あたしは、まだまだ半人前。


・・・・・・・・・。


このメンツでどーしろってのよっ!!


「永久を助けるためじゃ。行くしかない」


う・・・っ。

結局、それが決定打なんだよなぁ・・・!

行くしかないんだっ!!

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