幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「………はあ、クソ。本気ってことかよ。総司の奴……」


呟く。

「……?なんか言ったか?」


「別に」


不思議そうな顔をする小野寺。

あえて無視することにした。




「……………」


「……………」



二人とも、押し黙ってしまう。


水面が揺れる音のみが響く。





「………小野寺」


沈黙を破ったのは、土方だった。


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