幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
小野寺は湯をすくった。
「僕は、いとこの紫蓮院家の人間の護衛人なんだ」
「……いとこ?」
「ああ。そいつが実は紫蓮院家で一番守らなければいけない人間なんだな」
まあ性格の相性は最悪なのだが。と付け加える。
「だけど」
小野寺は、目を瞑った。
「昔僕は、そのいとこと共に誘拐されたんだ」
「僕は、いとこの紫蓮院家の人間の護衛人なんだ」
「……いとこ?」
「ああ。そいつが実は紫蓮院家で一番守らなければいけない人間なんだな」
まあ性格の相性は最悪なのだが。と付け加える。
「だけど」
小野寺は、目を瞑った。
「昔僕は、そのいとこと共に誘拐されたんだ」