幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
小野寺は湯をすくった。



「僕は、いとこの紫蓮院家の人間の護衛人なんだ」



「……いとこ?」


「ああ。そいつが実は紫蓮院家で一番守らなければいけない人間なんだな」


まあ性格の相性は最悪なのだが。と付け加える。



「だけど」



小野寺は、目を瞑った。













「昔僕は、そのいとこと共に誘拐されたんだ」








< 115 / 693 >

この作品をシェア

pagetop