幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「……どうした?小野寺」


土方が不思議そうな顔をする。



「…いや、なんでもない」

薄く笑う。




「……いや、全然なんでもなくないだろ。気持ち悪いわ」

馬鹿にされた。


「死にたいのか君は」


「てめえに俺が殺せるのかあぁ?」


「おい式。この馬鹿と遊んでやれ」




小野寺はそう言って、笑顔で式紙を放った。








「おのでらんー。なんか馬鹿っぽい悲鳴が聞こえたんだけど、何だか分かるー?」






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