幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
第捌章 九月十八日へ
捌 九月十八日へ

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「何やってんだ芹沢さんッ!」



声と共に、襖が勢いよく開く音がした。


「……………!?」

そこにいたのは…




「……斎……藤?」




斎藤一だった。






「……なん、で?」

小野寺は目を丸くした。



「お前は今日、俺の部隊で巡査」

「あ。」



巡査のことをすっかり忘れていた。




「……何だ。斎藤か?」

芹沢は斎藤を睨みつける。



「………小野寺。お前は土方さんのところへ行ってろ。その間に片を付けておく」


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