幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「ちなみに不参加も罰ゲームでーす」

「なっ」


沖田による新たなルール追加により、小野寺も不本意ながら双六に参加することになった。


「ルールを説明するよー」

双六と言っても、普通の双六ではない。


「止まったマスに書いてあるお題通りに『演じる』双六なんだ」

「演じる?」


小野寺は不思議そうな表情。

サイコロを取り出して、沖田は笑った。



「最近この『幕末トリップガール』は方向性迷子だから、この双六で方向性を見つけようと思うんだ」


なんという裏事情!


「…方向性だ?」

土方も眉間に皺を寄せた。



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