幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
【永倉新八:お題→禁断の愛】





俺には好きな人がいる。

「お兄ちゃんっ」



俺の隣で笑う姫子。



そう。実の妹の姫子だ。





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「おお…。永倉にしてみればマシな感じじゃないか」


関心したように小野寺が言う。

「そうだな…。禁断の愛といえば兄妹愛。携帯小説の定番だな」

土方も相づちを打った。


「まぁ姫子という名前には多少イラッときたが」

「まぁまぁおのでらん。そこは寛大な心を持って♪」



沖田に促され、隊士たちは再び永倉の話に耳を傾けた。



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