幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「……――な女一人、守れねえんだから」
「………え?」
なんて、言った…?
「とにかく、謝るのは俺たちのほうだ。お前はちゃんと戦ってくれたよ」
土方は、ゆっくりと口角を上げた。
「…土方……?」
「黙れっつってんだろ」
何でだろう。
いつもなら「キモい」とか言って突っ返すはずなのに。
ずっと、この暖かさに包まれていたいと思った。
「………土方」
小野寺は、ぎゅっと土方の帯を握る。
「………何だよ」
心なしか、土方の顔が赤い。
「…………あったかいな」
「………ああ」
「……ずっと」ずっと、
「ずっと、こうしてたい………」
「………え?」
なんて、言った…?
「とにかく、謝るのは俺たちのほうだ。お前はちゃんと戦ってくれたよ」
土方は、ゆっくりと口角を上げた。
「…土方……?」
「黙れっつってんだろ」
何でだろう。
いつもなら「キモい」とか言って突っ返すはずなのに。
ずっと、この暖かさに包まれていたいと思った。
「………土方」
小野寺は、ぎゅっと土方の帯を握る。
「………何だよ」
心なしか、土方の顔が赤い。
「…………あったかいな」
「………ああ」
「……ずっと」ずっと、
「ずっと、こうしてたい………」