幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「…てか小野寺の陰陽道?でそういうの調べれないのか?」


「陰陽道は魔法ではない」


土方の問いに、小野寺は肩をすくめた。



「まあ、どちらの店か分かったところで合図くらいは出来るがな」

「じゃあ、小野寺くんは近藤隊についてくれ」


すると、近藤が笑った。



「万が一少数しかいない池田屋が本命だった場合、一刻も早い応戦が必要だからな」


「近藤さん、あんた小野寺を巻き込むのか!?」


「了解」



「いいのかよッ!!」




慌てる土方を睨み、小野寺は呆れたように言った。



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