幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「……………これは…」

思わず声を上げる小野寺。


「……まさかだな」

藤堂も苦そうな顔をした。




「………こっちが、本命か…!」


すぐさま小野寺は術を発動した。



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「………で、どうしますか?近藤さん」


小野寺の式神を発動させてから三十分。


未だに、土方たちが到着する気配はない。




「………このままだとまずいな…」


間違いなく、敵はそこにいる。



だが、近藤たちだけで行くには、人数的に無理がある。


「…なんか、動いたぞ?」


小野寺は、池田屋の窓を見るよう促した。


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