幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「……謝罪なんていらないから、早く屯所に帰らせてくれ」


小野寺は、目の前で笑う男を睨み付けた。













「――…桂小五郎」




とりあえずお話しましょうか、と言って、男は笑った。




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「小野寺はどこ行ったアアアアアアアアア」


in屯所




「…どうしたの?土方さん。朝から大声出して」


「小野寺の馬鹿はどこに行った!?」


眉間に皺を寄せる土方と、不思議そうな顔をする藤堂。



「なんかあったんスか?」


「あぁ……」



苦い顔をする土方。



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