幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「なんで僕がこんなことをしなくちゃならんのだ!」


とうとうほうきを畳に叩きつけ、小野寺はそこに転がっている物体(青蓮院らしきもの)を踏みつけた。



「いっだぁ!!!」

「誘拐して挙げ句の果てに小姓扱いか!」



全く持って不満だらけの小野寺は、青蓮院を上から見下ろした。



「あぁもう。うっさいな」

「(*´ω`*)イラッ」



一週間、一歩も出ることなく長州藩領で過ごしていた小野寺。

おまけに青蓮院は一日中何をすると言うこともなく畳の上で転がっていた。



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