幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
どこに連れて行かれたんだ?

何をさせられた?

何を食べていたんだ?



そんな疑問ばかりが浮かぶ。






「…………………小野寺っ」













「――――――…え?」










気が付くと、


ぎゅっと、抱き締められていて。



「……お、おいっ、土方…!」


「心配した!馬鹿野郎…!」




あぁ、あったかい。

力を込める土方の腕の中で、思わず涙を流しそうになった。



なんでだろう?

土方といると、ずっとこうしていたいと思ってしまう。

ずっと一緒にいたいって。

ずっと抱かれていたいって。




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