幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
守りたい。

俺が、こいつを守るんだ。








「―――――…すき」






「……………え?」



いま、なんていった?




「私は、土方が好きだよ」


そう言って、小野寺は笑った。



「………これは、夢か?」


「違うよ。違う。僕…いや、私は、きみがすきだ。」



まるで、世界の色が一瞬で色付いたような感覚だった。






「僕は君に、たくさんのものをもらったから」


――…綺麗だ。




「僕も君に、たくさんのものをあげたい」


初めて会ったときを思い出す。




「愛してるよ、土方」




お前は強いな、姫……。




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