幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
小野寺の唇をなめてみた。

一瞬びくりとして口が開く。
その隙に舌を小野寺の口内に侵入させる。



「…………んッ」

小野寺は驚いたのか身をよじったが、すぐに抵抗をやめ、土方のその行為を受け入れた。


「はぁ…ん、ひじ、かた…」


何かを求める瞳。


「いつからそんな目を覚えたんだよ」


土方は目を細め、再び小野寺にキスを落とした。







――ずっと欲しかったんだ、お前が。


あまりに暖かくて、あまりに美しくて。
お前は、俺の光だ。
全てを照らす、光だ。




「愛してる、姫」




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