幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「それしか言えないかって?残念だったな、姫」笑う。





「必ず戻ってこい。そうじゃないと俺は未来永劫お前を呪い続ける」


ちなみにその表情はリアル悪魔である。




「それと、」





そして土方は、






ぎゅっと小野寺を抱き締めた。




「愛してる、姫」











暖かい。

それは、暖かかった。





「だから、必ず帰ってきてくれ」


力が強まる。








「ここで、待ってるから」









あぁ。

そう言って小野寺は笑った。




「大丈夫。必ず戻ってくるよ」





この体温を、また感じたいから。





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