幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
悠は小野寺を抱きしめて頬にすりつく。



「あぁ…姫は今日も可愛いなあ……なんかしばらく見ない間に大人っぽくなって…」

うっとりと小野寺の頭を撫でる。

その悠に対して、小野寺は冷たい目で言い放った。




「まぁお兄様より私の方が年上だからな」


「……………へ?」









~説明~











「つまり姫は今18歳?」

「そうだな」

「そんな俺は17歳」

「そうだな」



「……………あああああ」



すとん、と近くにあったいすに腰を下ろし、悠は遠くを見つめた。




「まさか姫が俺より年上になる日が来るとは思わなかった……」




でしょうね。




< 440 / 693 >

この作品をシェア

pagetop