幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
なんで、殺し合いなんか。
どうして、御陵衛士は近藤を…?
頭では分かっている。
感情が追いつかない。
やだよ。
そんなの、やだよ。
死んで欲しくない。
誰にも。
「伊東。お願いだから、辞めてくれないか…?」
そうじゃないと、
君が………
「もう、決めたことなんです」
伊東は歩き始めた。
それは、迷いのない足取り。
真っ直ぐ、彼は歩いて行った。
月が、恨めしいくらいに輝く夜だった。
どうして、御陵衛士は近藤を…?
頭では分かっている。
感情が追いつかない。
やだよ。
そんなの、やだよ。
死んで欲しくない。
誰にも。
「伊東。お願いだから、辞めてくれないか…?」
そうじゃないと、
君が………
「もう、決めたことなんです」
伊東は歩き始めた。
それは、迷いのない足取り。
真っ直ぐ、彼は歩いて行った。
月が、恨めしいくらいに輝く夜だった。