幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
第弐拾伍章 油小路事件
弐拾伍 油小路事件

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その当時、新撰組は長州厳罰論を説いていた。

しかし、御陵衛士が長州に対し、寛大な処分を主張する建白書を提出。




それが油小路(アブラコウジ)事件に繋がったとされている。





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翌日……





『絶対に邪魔はしないでください』




そう言っていなくなった伊東。

小野寺は彼に悪いと思いながらも、その日伊東のあとを追った。





自分が何かをしていいはずはない。


新撰組を助けることも、御陵衛士を助けることも、やってはいけない。

いや、やりたくない、というのが本音かもしれない。




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