幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「伊東は失敗したということか…?」




小野寺の目に映るのは、多数の新撰組隊士の姿。

あれでは伊東も動けないのだろう。


「あ、ヤバい。来た」




伊東が小野寺の方向へやってきた。
建物の影に身を隠す。




彼のじゃあまた、と近藤へ向ける笑顔は、首を回した途端に消え失せた。












伊東は帰路を辿る。

人影は、ない。




















その時だった。



















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