幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「二年間、俺がどんな気持ちだったか分かるか?」
その時彼が見せたのは、
「……………土方…」
切ない、表情。
「もう、会えないかと思った」
まるで小野寺の体温を確かめるかのように、
そこにいるのを確かめるかのように、
抱きしめる。
「もうお前、どこにも行かないよな………?」
――――――なんで。
『姫、あんた、ちゃんとこの時代に帰ってくるんだよね……?』
どうして二人して、同じ表情をするんだよ?
「姫」
土方の凜としたハスキーボイスが耳に触れる。
「俺はお前がいないと駄目なんだよ……」
その時彼が見せたのは、
「……………土方…」
切ない、表情。
「もう、会えないかと思った」
まるで小野寺の体温を確かめるかのように、
そこにいるのを確かめるかのように、
抱きしめる。
「もうお前、どこにも行かないよな………?」
――――――なんで。
『姫、あんた、ちゃんとこの時代に帰ってくるんだよね……?』
どうして二人して、同じ表情をするんだよ?
「姫」
土方の凜としたハスキーボイスが耳に触れる。
「俺はお前がいないと駄目なんだよ……」