幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
――――次の瞬間。


小野寺の合図と共に、二人は馬の手綱を引っ張った。





ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ…!

激しい銃撃の中、小野寺たちは屋敷へ真っ直ぐ突っ込んでいく。





「………破!!」

小野寺は再び一枚の式神を飛ばす。






「何故だ………」

どこかの男が叫ぶ。





「どうしてあいつらには銃弾が効かないんだ!?」



三人は止まらずに進んだ。
真っ直ぐ、真っ直ぐ。



「………行けえええ!」







そして、門の中に足を踏み入れた。










< 590 / 693 >

この作品をシェア

pagetop