幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
木戸は西洋風の椅子に腰掛けた。
「私たちはこれからこの国を西洋に近づけていきます。あちらは憲法というものが存在し、画期的な政策を取っている。今までの日本にはなかったものです」
語る。
「それを進めるには、国内で戦争をやっている暇なんてないんですよ。本来はね。だって、開国した今、いつ外国が攻めてくるか分からないのですよ?」
まるで幕府側が全て悪いかのような口振りの木戸。
西郷は黙って見つめている。
「だから私たちは戦争が起こらないように最善をつくしました。…ですが、結果的に止められなかったのです」
全て、幕府側が悪かったとでも言うの?
「私たちはこれからこの国を西洋に近づけていきます。あちらは憲法というものが存在し、画期的な政策を取っている。今までの日本にはなかったものです」
語る。
「それを進めるには、国内で戦争をやっている暇なんてないんですよ。本来はね。だって、開国した今、いつ外国が攻めてくるか分からないのですよ?」
まるで幕府側が全て悪いかのような口振りの木戸。
西郷は黙って見つめている。
「だから私たちは戦争が起こらないように最善をつくしました。…ですが、結果的に止められなかったのです」
全て、幕府側が悪かったとでも言うの?