幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
死んでもらいます」
………………え?
「なん、」
「当たり前です。今まで彼らによって何人の人が殺されたのか、貴女には想像できますか?」
「…………っ」
……言葉が、詰まる。
「勿論、あなた方のトップであった近藤勇にも死んでいただく」
いま、なんていった?
「貴様………!」
「おっと、ここで手を出すんですか?」
両手を前に出す木戸。
「あなた達の上司一人と、何千人もの命、どちらの方が大切だと思いますか?」
突きつけられる、質問。
「この質問の返答次第で、貴女は神様にでも死神にでもなれます」