幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「例えば貴方の子供がAくん。その喧嘩相手がBくんだとしましょう」

「…?はぁ」

「では、貴方はAくんの言うBくんとの喧嘩の理由を鵜呑みにしますか?」





何を言っているんだ?

木戸のそんな表情。




「…多分、それとあまり大差ない話じゃないですか?」
人差し指を口に当てる小野寺。


「色んなサイドの人間がいれば、話は広がります。それはこれから先の未来、必ず必要なこと」

そして、見つめる。









「貴方方が戦う相手は誰ですか?

…守りたいものってなんですか?





今、何を望みますか?」















富?名声?名誉?金?愛情?友情?

それを手に入れるためにしなくてはいけないことって、何?





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