幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「俺の、目的をね」




――――――
―――



「もう、あたしのまえに現れないでって言ったでしょ!」

バチン。


「何でそんなにあの男と似ているのよ」

バチン。



「陰陽師の力まで、あいつとそっくりじゃない!」

バチン。





2010年。
これは、少し未来での話。
俺がまだ、少し子供だった時の話。











おれは、小野寺家のかあさんと青蓮院家のとうさんを持つ。

そしておれのかあさんは、おれがきらい。




かあさんはどうも、本来とうさんと結婚してはいけない間柄だったらしい。

だって、「青蓮院」と「小野寺」は仲が悪いから。



会社だってなんだって、全部青蓮院と小野寺は敵対している。





それなのに、かあさんはとうさんとの子供を身ごもった。

そしてかあさんは「勘当」された。



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