幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
目に映ったのは、光る銃口。

それに引き金をかけるのは――…





「くそ、くそ、許すかよ。てめえらのことなんて、許すかよ……」


新政府軍に所属する、恋人が新撰組に殺された兵士だった。












―――何かを変えるには、それなりの犠牲を伴う。


誰かが、こんなことを言っていた。





「ひじ……………」




























――パアアアアアン!!!!





















突き飛ばされる小野寺の瞳に映ったのは、赤色の世界。

たった今、抱擁を交わしていた男の地面に倒れ込む姿。




















ナニ、コレ?




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