幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
「何をしているんですか?貴方たち」

凜とした声が響いた。




「………あん?」

男二人は、その声の主を見た。



「昼間から女性に向かって罵声を浴びせるなんて…みっともない」



そして、思わず息を飲んだ。








長く、絹のような長い黒髪に、雪のように白い肌。

大きな紫色の瞳に形の整った鼻、ピンク色の唇。


あまりにも美しい女性が、そこにはいた。




そして何よりも目を引くのが、



「新政府の…制服…?」

女性が身に纏う洋服。



「通行の邪魔はあなたたちです」




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