幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
その頃、沖田は土方のもとに訪れていた。


「……なんだ?」

土方は書類を書きながら沖田の言葉に耳を貸す。


「…今忙しいんだが「小野寺姫のことです」

沖田は蔑むように土方を見る。


「……………」


土方は顔をしかめ、筆を置いた。



「小野寺がどうした?」


「手を出さないでくださいね」





「…………………は?」




土方は目を丸くした。


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