幕末トリップガール~陰陽少女と新撰組~
沖田といえば。


近藤のために戦い続け、近藤に尽くしてきた男だ。



そんな男が、女を気にする…?


今まで、剣を振るうことしか考えてこなかったのに?



「あんな子、初めて出会ったんです」

沖田の眼が、


柔らかい表情を描く。




「まだ出会って二日だぞ?」

「出会った瞬間、思ったんですよ」



切なそうに、笑った。




「この子は、今まで出会った女の子とは違うって…」

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