虎猫ゆうゆ。
「ここで待っていてね、あなたたち」
お母さんは鮮やかな虎柄な尻尾を
ふわりと振ると
笑いながらひげを震わせた。
私たちはお母さんが大好きで
ミーミー泣いた。
大好きなおかあさん。
それは雪の降る夕方のこと。
おかあさんは辺りを見回し
さっと車道に出た。
そのまま向こうにわたり
姿勢を低めひたひた進んでいく。
私たちはキラキラ目を輝かせ
おかあさんの"狩り"をみた。
不意におかあさんの虎柄の体が
しなやかにうねり、
次の瞬間にはおかあさんは
小鳥をくわえていた。
私たちはミーミーとなき
喜んだー…
悲劇はそのあと。