WHITEMOON~あやかしの神様~
あの頃の俺は…父親から『討魔師』の力を譲り受け…この目立つ風貌と康人の従兄弟だと言うコトで、テレビに出演していた。
本当はテレビなんて、面倒で、嫌だったけど。
康人に会いたくて(血が欲しいだけ)、テレビ局に出入りしていた。
俺は夏の特番『心霊スペシャル』の収録。
康人たち『OZ』は歌番組の収録で同じ局内にいた。
俺は康人たちの控え室を訊ねた。
「なんだ?お前…」
控え室の扉を開けたのは智成様だった。
俺の同じ銀色の髪、訝しげに俺を見つめる蒼い瞳。
「俺は康人の従兄弟の小笠原知弥だ」
「あ~っヤンキーの従兄弟か・・・ヤンキー…お前に会いたいって男が来たぞ」
「ナルは何度言えば…わかるの?俺はヤッキーだ!」
本当はテレビなんて、面倒で、嫌だったけど。
康人に会いたくて(血が欲しいだけ)、テレビ局に出入りしていた。
俺は夏の特番『心霊スペシャル』の収録。
康人たち『OZ』は歌番組の収録で同じ局内にいた。
俺は康人たちの控え室を訊ねた。
「なんだ?お前…」
控え室の扉を開けたのは智成様だった。
俺の同じ銀色の髪、訝しげに俺を見つめる蒼い瞳。
「俺は康人の従兄弟の小笠原知弥だ」
「あ~っヤンキーの従兄弟か・・・ヤンキー…お前に会いたいって男が来たぞ」
「ナルは何度言えば…わかるの?俺はヤッキーだ!」