WHITEMOON~あやかしの神様~
「・・・そうだよ!!本人が違うって言ってんだ…ナルの勘違いだ」


「はぁ?レーア…俺のコト信じてねぇのか?」


俺を他所に4人が揉め始めた。



「・・・康人のヤツ…少し休ませてくれないか?アイツ…疲れてるみたいだ」


「それはできない相談だ…アイツは…俺たちよりも売れっ子だからな」


龍咲さんがあっさりと俺の要望を却下した。



「売れっ子なのはわかってる…」



康人の顔をテレビで観ない日はない。



「いつか、壊れてしまいそうで見ていられない…」


「だったら、見なきゃいいだろ?お前は少なくとも、康人のコトを思ってるようだな」



智成様はすぐに、俺の言動を愛情に結びつけた。






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