WHITEMOON~あやかしの神様~
康人に愛情なんてーーー・・・



過密スケジュールで、康人は倒れ、入院。



「馬鹿だな…」


「・・・知弥から見れば…俺は馬鹿なのか…」


「人に媚びて、諂って、お前は楽しいのか?」


「知弥に俺の仕事をとやかく言われる筋合いはない…」


「クッ…お前は本当に昔から可愛くないな…俺はお前の為に言ってるんだ…」


「・・・」


康人は唇をグッと噛み締めて、窓の外を眺めた。



「…俺には幼馴染の女の子がいた…その子とは保育園も一緒だった。皆でバス遠足を楽しみにしていた。でも、俺は遠足の前日…バスが崖から落ちる夢を見た…。俺は当日…高熱で欠席。俺の夢の通り、バスは崖から落ちて、死人が出た」



「!!?」



「それが俺の力の覚醒の始まり…俺は叔父様の言う…時神様の生まれ変わりかもしれない」


「康人!?」
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