WHITEMOON~あやかしの神様~
「最近じゃあ、世界の滅ぶ夢を見る…本当に俺が時神なら、夢は現実だよな」
「・・・」
「…俺は予知夢を見ていたのに、小さな俺はそれが現実に起こるとは思っていなかった。みんなに伝えて、遠足を中止にすれば、菜々ちゃんが死ぬコトはなかった。菜々ちゃんの両親が悲しむコトもなかった…」
「康…人」
康人は泣き出した。
「菜々ちゃんの死と共に俺の時間は止まった。自分の為に生きるコトを拒否したんだ。知弥に本当の俺が見えないのは…そう言う理由だ。俺は生きていない。死人同然だ。女の子たちが見てる…ヤッキーも俺じゃない…。虚像の人物だ…」
「・・・」
「自分の中で時を止めても、力を封じても、夢となって現れる…逃げられない、抗えないんだ。だから、寝まいと俺は仕事を続ける」
「康人…そう自分を責めるな…菜々ちゃんが死んだのは…その子の生まれながら持つ星の運命だ…」
「・・・」
「…俺は予知夢を見ていたのに、小さな俺はそれが現実に起こるとは思っていなかった。みんなに伝えて、遠足を中止にすれば、菜々ちゃんが死ぬコトはなかった。菜々ちゃんの両親が悲しむコトもなかった…」
「康…人」
康人は泣き出した。
「菜々ちゃんの死と共に俺の時間は止まった。自分の為に生きるコトを拒否したんだ。知弥に本当の俺が見えないのは…そう言う理由だ。俺は生きていない。死人同然だ。女の子たちが見てる…ヤッキーも俺じゃない…。虚像の人物だ…」
「・・・」
「自分の中で時を止めても、力を封じても、夢となって現れる…逃げられない、抗えないんだ。だから、寝まいと俺は仕事を続ける」
「康人…そう自分を責めるな…菜々ちゃんが死んだのは…その子の生まれながら持つ星の運命だ…」