WHITEMOON~あやかしの神様~
九巻*うたかたの人
~知弥SIDE~
俺は康人の力を借りて、ある場所に辿り着いた。
新緑の連なる峰。
真夏の煌々とした陽射に、瞳を細めた。
「此処はどこだ?康人」
「親父の入居してる老人ホームだ」
「・・・」
俺は康人のあとを追い駆ける。
「いつもお世話になっています!戸賀です」
康人は堂々とエントランスを通って、受付の職員に挨拶。
俺は康人の隣に突っ立って、様子を伺う。
受付から出て来た若い女性が頬を染めながら、中に案内。
3階の南向きの陽当りのいい部屋が康人の父親の部屋らしい。
康人の父親とは何度か会ったコトあるが、飲食業を営んでいたとあって人当たりは良かった。
新緑の連なる峰。
真夏の煌々とした陽射に、瞳を細めた。
「此処はどこだ?康人」
「親父の入居してる老人ホームだ」
「・・・」
俺は康人のあとを追い駆ける。
「いつもお世話になっています!戸賀です」
康人は堂々とエントランスを通って、受付の職員に挨拶。
俺は康人の隣に突っ立って、様子を伺う。
受付から出て来た若い女性が頬を染めながら、中に案内。
3階の南向きの陽当りのいい部屋が康人の父親の部屋らしい。
康人の父親とは何度か会ったコトあるが、飲食業を営んでいたとあって人当たりは良かった。