WHITEMOON~あやかしの神様~
「・・・恭様…あなたのご期待に添えるよう、この智成…努力致します…」
「ありがとう…ナル」
「では…行こうか…ナル」
別れを惜しむ智成様に龍咲さんが声を掛ける。
「ああ~」
「みんな…頼むな」
安達社長とも別れ…閑音を残して、俺は踵を返した。
皆、病室を出て行った。
廊下では、時神の姿となった康人が待っていた。
「ようやく出て来たか…」
濃緑の盛服を這うように鎖が螺旋状に巻きついていた。
康人の躰は鎖に拘束されていた。
「自分を拘束して、お前はMか?ヤンキー」
「違う!時繋ぎの術だ…この鎖で……一時的に時空の繋ぎ目を断つ…そうすれば、冥界から下界に容易には妖たちが入り込めなくなる」
「ありがとう…ナル」
「では…行こうか…ナル」
別れを惜しむ智成様に龍咲さんが声を掛ける。
「ああ~」
「みんな…頼むな」
安達社長とも別れ…閑音を残して、俺は踵を返した。
皆、病室を出て行った。
廊下では、時神の姿となった康人が待っていた。
「ようやく出て来たか…」
濃緑の盛服を這うように鎖が螺旋状に巻きついていた。
康人の躰は鎖に拘束されていた。
「自分を拘束して、お前はMか?ヤンキー」
「違う!時繋ぎの術だ…この鎖で……一時的に時空の繋ぎ目を断つ…そうすれば、冥界から下界に容易には妖たちが入り込めなくなる」