WHITEMOON~あやかしの神様~
「!!?」
深い霧の中から、近づいて来る足音。
二つの黒い翼を背にはためかせた男。
その男の衣は血に染まっていた。
「千早!!?」
千早の胸に抱かれてるのは花奏!!?
「と、知弥様…」
躰の痛みを堪え、絞るように漏れる千早の声。
「ち、千早っ!!?」
千早は俺の姿を見つめ、安心したように一笑し、その場に崩れた。
「千早…」
千早は瀕死の傷を負い、花奏は意識がなかった。
深い霧の中から、近づいて来る足音。
二つの黒い翼を背にはためかせた男。
その男の衣は血に染まっていた。
「千早!!?」
千早の胸に抱かれてるのは花奏!!?
「と、知弥様…」
躰の痛みを堪え、絞るように漏れる千早の声。
「ち、千早っ!!?」
千早は俺の姿を見つめ、安心したように一笑し、その場に崩れた。
「千早…」
千早は瀕死の傷を負い、花奏は意識がなかった。