WHITEMOON~あやかしの神様~
「何が起こった?誰に殺られた??」



「か、花奏様は・・・は、白鬼に気を…抜かれました…」



「白鬼?」



「『紅鬼』のライバル鬼か・・・まだ、白鬼一族は生き残っていたのか…」


「花奏…」


俺は千早の腕の中から、花奏を自分の腕に抱き締めた。


虫の音の息の愛しい人。



「花奏…」


屍のような冷たくなった躰…



「花奏ちゃんの気を戻すには…白鬼を倒すしかないな・・・知弥」






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