WHITEMOON~あやかしの神様~
凍える風と共に粉雪が舞う中。


白拍子の衣を纏った男が出てきた。



男から感じ取る花奏の気。



「お前が…『白鬼』か?」


「俺は白鬼の純血種…皇だ」


「お前が花奏の気を…」


「…日本から追い出してやったのに…のこのこと舞い戻ってくるとはな…『紅鬼』」



皇は鞘から刃を抜いた。


俺も何の迷いなく双剣・対極刀を抜き去る。



「花奏の気を返せ!!!」


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