WHITEMOON~あやかしの神様~
「お前の力を強くするのは多分、創造神様の力だ…相手が悪かったようだな」



呆然とする白鬼に龍刀の切っ先を突きつける智成様。


「妃女神の気を返せ!白鬼」


「相克の力か…俺も甘いな…」



白鬼はあっさりと、花奏の気をクリスタルにして返す。

目には見えない花奏の気が具現化されていた。

「これが花奏の気…」


気高く、


美しく、


それでいて優しい気を秘めた透き通るような水晶。






「さすがは、妃女神…キレイな気の持ち主だな」



「ありがとうございます…」


「滋弥と爽爾に再会出来て…二人に花奏ちゃんたちを任せてきた…」


「そうでしたか・・・」


「畏まって…俺を呼び捨てていたお前は幻か?」





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